憧れの地、東北 新潟県村上市から青森市へ (2009.4.30〜5.5) 60歳(もうすぐ61歳) 5月4日(月・みどりの日) 五日目 心残りがないように |
正面はJR青森駅 4時30分、今別〜蟹田の海岸線を走るべくホテルをでた。駅前のコンビニで弁当を購入してバス停の建物の中で朝食。早くから出かけるのか?それとも帰ってきたのか若い女性。比較的大きな駅だが、駅舎は朝6時にならないと開放されない。 |
左 蟹田で乗り換え 右 今別で出発を遅らせてしまった「青森6時3分発」の列車 |
出発を遅らせてしまったあの列車が三厩から戻ってきた。 その間、駅で自転車を組み立てていたことになります。 |
6時3分発の列車に乗った。乗り換えの事ばかり気にしていて、乗車券を蟹田までしか買わなかった。今別で乗り越し精算しよう。蟹田で35分待、乗り換えて今別へ。今別で降りると車掌がホームで待っている。しまった!無人駅なんだ。運転手が首を出して後方を確認している。車掌より自分のほうが気がせく。恥ずかしいやら出発を遅らせて申し訳ないやら散々。自転車を組み立てていると先ほどの車両が引き返してきた。車掌も同じ顔だ。同年代の見送りにきた女性が 「どこから?」 と聞くので、京都からですと答えると、彼女は福井から里帰りしているという。女性はどこへでも嫁いで行くのが定めとはいえ、強いと思う。彼女は平舘はきれいですよと教えてくれた。上から見ると岩から岩へ赤い橋が架かっているらしい。 |
カモメの鳴き声に首を伸ばして海岸を見ると、老夫婦が小魚を捌いている。二三匹を投げ与えていた。 暫く眺めていた。 |
鋳釜崎P |
↑左奥が竜飛崎 鋳釜崎からは龍飛崎がよく見 |
もう少し先の高野崎↓の景色は本当によかった。 何枚も写真を撮り、つくづく来てよかったと思う。 |
(シャッターを押して下さいとお願いしたのは初めて) |
←道の駅平舘 で暫く休憩。 何か食べ物をと思ったが無い。仕方なくカロリーメイトでしのぐ。 今日は次女の誕生日だった。今俺はここに来ているぞと言わんばかりにメール送信 |
またしばらく行くと、「天然温泉」 「湯ノ沢温泉」 の幟がある。道行く人に聞くと、町営温泉でだれでも入れるとのことだった。しかし生 憎本日休業。直ぐそこに不老不死温泉があるから入れてもらいなさいと教えてもらった。行くとそこはこぢんまりした湯宿だった。深浦の不老不死温泉となにか関わりがあるのか尋ねると、「うちの方が先なんですよ」 と。でも二つの不老不死温泉に浸かって、死ぬまで長生きできそうです(笑)。 |
再び走り始めると、後ろから良く訓練された体つきの二人連れが追い越していった。35qくらいで走っている。だいぶ前に10人くらいの集団とすれ違ったが、そのメンバーが折り返してきたのかな。でも今日はあの早さにはついて行けない。無理をすると膝が壊れそうだ。するとまた若い二人連れに追い越された。高校生のようだ。30qまでくらいの早さだ。どうしよう、100b、300bと離れていく。又悪い虫が動き出す。もう膝はいいか。ペースを上げて追いつく。チェーンやディレイラーがきしんでいる。高校のクラブならもう少しメンテナンスも指導した方が良いのに。 蟹田川の橋から何かの漁が見えた。彼らに構わず停止。ターンして見に行く。声をかけて降りていくと、白魚漁をしていた。 |
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漁の位置取りは毎年変わるという。河口に一番近いこの漁師さんの場所は一番良いポイントらしい。地元の女性が1s千円で分けてもらっていた。1匹だけ頂戴して噛むとほんのりとした甘さが口に広がった。橋の直ぐ脇で安く食べさせてくれるという。早速、白魚のフルコースをいただいた。安いのと旨いのと量が多いのとで大満足。 |
蟹田の駅は直ぐ近くだった。駅の料金表は当然だが北海道の五稜郭と函館が書いてある。改めて此処は本州の北の端と感じる。列車のなかは鉄ちゃんとおぼしき若者が数人乗っているだけだった。14時26分青森駅に 帰着。 本日の宿泊、ホテルルートイン青森駅前にいった。風呂に入って服を着替えて町の見学に出かける。 連絡線八甲田丸の見学時間は終了。ベイブリッジを渡って商業施設に向かうが、ここも映画館を除いて終了。あてもなく歩いていると、大音響で何かを話している。こんな所に右翼でもないだろうと思いながら、野次馬根性で引かれていくと、歩行者天国になっていた。青森よさこい祭り会場になっている。何とこんな偶然があるんだと思いながら見学することにした。19時から20時までたっぷり堪能。終わる間際に思いついて自宅に電話を入れた。 |
電話で生中継。演奏しながら引き上げていく人達について交差点に来たとき、手こぎ自転車が目に入った。まさか!と思いつつ顔をのぞき込むと、「うわー!!ええー!」 という彼の言葉にならい叫び。4月30日に酒田市付近で話をして、今日この混雑のなかで再会するなんて考えられない事だった。こんな奇縁は滅多にない。まさかもしかしてと思いつつどこに泊まるのか聞くと、そのまさかが的中。同じホテルだった。その日は居酒屋で軽い食事をともにした。 為せば成る・・・・ |
彼は明日は北海道へ移動するという。自分は弘前へ観光に行くからと告げてホテルのロビーで分かれた。 総走行距離596q 続く |